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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#440ヤギの睾丸

どーも。オジコのしゃちょです。

今回の旅は刺激的だったなあ。
パキスタンとバングラデシュ。
数日前に無事に帰国しました。

パキスタンでは古都ラホールを散策したり、
昔、社会のテストで間違えた記憶がある、
モヘンジョダロの遺跡を探訪したり、
大都市カラチの名所をぐるぐる見学したりと、
まあ、それはそれは楽しかったなあ。

一方、バングラデシュはパンチ充分。
首都ダッカの喧騒と混沌は、
数年前に訪れて衝撃を受けたインド以上。

日本の約4割くらいの国土に、
人口1億6000万人以上!

当然、ヒトが集中する、
首都ダッカは完全なカオス。

人!人!人!ヤギ!
人!人!人!ゴミ!
人!人!人!ニワトリ!

あまりのカオスっぷりに、
人混みなのか人ゴミなのか、
そもそも人混みとは人とゴミなのか、
人がゴミなのかゴミが人なのか、
ヤギとニワトリは人なのかゴミなのか、
ゴミは人でニワトリはヤギなのか、
頭が完全に錯乱して少し泣きました。

詳しいことはよくわからないのですが、
政治がうまいこと機能すれば、
途轍もない可能性がある国だなあと感じたなあ。
若い人がいっぱいいるからね!

そうそう、
パキスタン、バングラデシュともに、
イスラム圏なので飲酒はかなり制限されていまして、
私の酒浸り人生においてはかなりのレアケース。
この10日間、全くお酒を飲みませんでした。

その影響でしょうね。
身体が軽ろやか。頭はすっきり。
年に1度はイスラム圏に身を置いて、
お酒と距離を取る作戦はなかなかいいよなあ。
としみじみ思いました。
更に戒律の厳しいサウジとかいいなあ。

食事は、
パキスタンめしも、バングラデシュめしも、
とても美味しく私のお口に合いましたが、
でもなあ。飽きてくるんだよなあ。

朝ごはん→カレーとナン。
昼ごはん→カレーとナン。
夜ごはん→カレーとナン。
これを8回くらい繰り返すとね。

途中、変化をつけようと思って、
パキスタンの現地ガイドさんに、
地元の人で溢れかえる人気店に連れてって!
と相談したところ、
「しゃちょ!オイラに任せろ!最高の店がある!」
なーんて、連れていかれた店が、
パキスタン料理の最高峰!タカタクの名店!

ご存知の通りタカタクとは、
新鮮なヤギの睾丸と脳味噌と腎臓と肝臓なんかを、
鉄板でぐちゃぐちゃにぶっ叩いて焼いてつくる料理。

本場のタカタクはクセが強烈で美味しかったなあ!
まあ、昔から料理も人間もクセが強め系は、
案外苦手にしない方というか、かなり得意な方なので。
こんなもん、ダメな人は絶対ダメなんだろうけどね。

というわけで、
あの魅惑の強烈な味を日本で追体験する!
と、ひとり大いに意気込んで、
会社の近くのスーパーへ行ってきます。
ヤギの睾丸が売ってりゃいいんだけど。ないわな。