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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#503じぶんちなのに!

どーも。しゃちょです。

大変な状況ですね。。

年間300日に及ぶ出張!を旗印に十数年、
回遊魚のように移動を続けてきた私も、
この状況下では地元金沢に釘付けで、
緊急時の経営者!的な仕事をしています。

経営環境と生活リズムの激変を、
なんとか心身共に乗り切って、
奮闘するスタッフたちの心に寄り添って、
この状況が落ち着くまでは我慢だなあ。

とりあえず当面の目標は、
自宅での居場所を確立することと、
我が家のルールや生活習慣を把握すること。

私、お父さんは、
リビングの何処に腰を下ろせばいいのでしょうか。

私、お父さんは、
どのタイミングでお風呂に入ればいいのでしょうか。

私、お父さんは、
こちらの携帯充電器を使用してもいいのでしょうか。

私、お父さんは、
冷蔵庫にあるヤクルト、飲んでもいいのでしょうか。

私、お父さんは、一体、何時に寝れば、
皆さんのご都合にとって宜しいのでしょうか。
同じく、
私、お父さんは、一体、何時に起きれば、
混雑必至の朝の洗面台において、
皆さんの邪魔にならないのでしょうか。

昨晩もね。
みんなが寝静まった深夜に、
会社から自宅に帰り部屋の電気を点け、
なんだか小腹が空いたなあ。と、
冷蔵庫から納豆を1パック取り出すも、

あれ、俺の箸はどれだっけ?これだっけ?
と、自分の箸がどれだかわからず、
たぶん、これだろ。と適当に手に取った、
たぶん、椿(つばき。娘。高2)の箸で、
納豆をネバネバ掻き混ぜる際の、
ちょっとした罪悪感よ。

この春、高2になる椿からしたら、
自分が寝てる真夜中に、
汚い親父が勝手に自分の箸を使って、
納豆を掻き混ぜるという陰惨な地獄絵図は、
たまったもんじゃないだろうなあ。

と、娘に忖度した私は、
使い終わったネバネバの娘の箸を、
給湯器の使い方がわからないので、
冷えに冷えきった水道水で悲しく洗う。

生きづらいなあ!じぶんちなのに!

早く地方や都内を飛び回りたいなあ。
全国各地の馴染みのビジネスホテルで、
自分のリズムでストレスフリー!

自分に最適な室温に設定して、
パンイチでごろごろしながら、
競馬新聞でも広げたいなあ!

と、平和だった日常を追憶する。