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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#509栄光への架け橋

どーも。しゃちょです。

伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!

ここ15年くらいの間で、
いちばん心が揺さぶられたのは、
2004年アテネ五輪の日本男子体操チーム、
冨田選手の鉄棒フィニッシュ時における、
刈屋富士雄アナの実況なのだけれども、
先週の東京競馬最終12レース立川特別の、
横山親子(父/典弘・息子/武史)の1着3着も、
それと同等レベルに痺れました。くぅぅー。

かなりハードな状況を余儀なくされてるとはいえ、
Tシャツ屋の親父としての矜持は、
ある一定ラインで保ってはいるつもりなのですが、
全国各地の商業施設が軒並み営業自粛中であり、
我々にとって商品を販売させて貰う機会が、
無いことにはどうにもならず、
そうかといって、
絶好のTシャツ日和に来シーズンのデザインや、
諸々の企画や構想を悶々と練っていても、
そりゃあ、心はいまいち晴れず、
えーい。コロナのばか!なんつって、
中央競馬の最終レースなんぞに、
うっかり手を出してしまう訳でして、
概して、この流れは絶対的に良くない。

なーんて、
数分後に起こる芳しくない結末を、
自分でうっすら察知しつつも、
府中の長い直線を観ていたら、やりよった。
我らが横山親子がやってくれた!

親父・横山典弘の痛快な逃げ。
息子・横山武史の怒涛の追い込み。

これぞまさに、営業自粛の嵐で、
にっちもさっちもいかない、
Tシャツ屋の親父を未来へと誘う栄光の架け橋!

誰にも見せない泪があった
人知れず流した泪があった
決して平らな道ではなかった
けれど確かに歩んで来た道だ
あの時想い描いた夢の途中に今も
何度も何度もあきらめかけた夢の途中

いくつもの日々を越えて
辿り着いた今がある
だからもう迷わずに進めばいい
栄光の架橋へと

ゴール前100メートルの興奮を、
刈屋氏の名実況で聞きたかったなあ。

とまあ、上手に現実逃避しながらね、
暮らしに換気と歓喜を取り入れながらね、
長期の休校でさすがに自粛疲れが見え隠れする、
橙(だいだい。息子。中3。)と二人、
有酸素運動と称して家の周りを深夜に散歩する。

息子と他愛もない話をしながらの至福の時。
我々親子も横山親子に負けちゃいられねーもんな。

世の中の親子を笑顔にするオジコのTシャツ。
まだまだ夢の途中。がんばります。