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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#387赤鬼フェイス

どーも。オジコのしゃちょです。

この極寒期に季節外れの赤鬼フェイスであります。
それと同時に大きな問題も抱えております。
南米ボリビアから帰国しました。
首都ラパス、絶景のウユニ塩湖、チチカカ湖。
さすが南米。ポカポカ陽気だなあ。
OJICOのTシャツ1枚で過ごせるわあ。
といったご機嫌麗しい塩梅ではなくて、
日中の気温も12~22度前後。
朝晩は氷点下までぐっと冷え込む厳しい寒さ。
やっちまったわ。ダウン持ってくりゃ良かったよ。。
なーんて、嘆いていたこと自体が嘆かわしい。

標高約4000メートルは半端じゃないね。
とにかく太陽がめちゃめちゃ近い。
おいらのぷるぷるお肌に随分近い!

お肌ノーケアで臨んだ自分の見通しが甘いのですが、
富士山のてっぺんよりも高いボリビアステイ6日間。
とりあえず、陽射しなんてものは、
二の次、三の次でありまして、まずは何より酸素!

平地の約6割しかないという酸素に、
すべての神経を持っていかれているうちに、
あれよあれよと真っ赤に日焼け。
完熟トマトの様に腫れ上がったお耳がマジで取れる5秒前。
鼻の頭がパーマンのコピーロボットの様に真っ赤っ赤!
更に、極め付きには、
全行程でベースボールキャップを被っていたので、
キャップのラインから下の顔面は真っ赤っ赤!
逆に、帽子で隠されていた部分は新雪の様に真っ白!
なんだよこのふざけたツートーンカラーは!
鏡に映る己の顔は完全なる宣教師ザビエル。

帽子さえ、脱いじゃえばいいんです。
脱帽1秒。ほーらカンタン。
イエズス会に所属してないニセザビエルの出来上がり。

この世に生を受けて41年。
人とお話する時は脱帽するのが礼儀であり、
自分に課している基本的な社交ルールでもあるのですが、
こんな爆笑フェイスじゃ、さすがに脱帽できない。
先方さんが笑い死ぬから。

フライトの待ち時間も含め30時間以上もかけて、
ラパス→マイアミ→ダラス→成田と乗り継ぐも、
ラストの羽田→小松が大雪でよもやの欠航。
しかーし。私の心は微動だにしない。

「あっせんなよ。トランキーロ。」
10年以上に及ぶ出張連発の移動人生に、
裏打ちされた豊富な経験と実績。
こうゆう不測の事態にもかなり慣れてる私は、
ひとつも焦らずにトランキーロ。
交通手段を北陸新幹線に振り替えて、
くたくたとはいえ、割と難なく金沢の自宅に辿り着いた。

「おかえりー。」
出迎える椿(つばき。娘。中2。)とウチのかみさん。

「おとーさん!真っ赤だね!赤鬼みたい!」
と、橙(だいだい。息子。小6。)は、
待ち望んだ父の帰還に幾分興奮気味であります。

「ただいまー。」
ようやっと自宅に辿り着いてほっとしたのか、
急激に疲れが襲ってきた私は、
旅の土産話はあとからだ。まずはお風呂に浸かりたい。
と、身体と一体化しつつある斜め掛けバッグを床に置き、
小銭等、ポケットの中身をテーブルに全部ぶちまけて、
はー。疲れたわー。と深い溜息を吐きつつ水を飲み、
無意識のうちにベースボールキャップを脱帽したその刹那、

橙)「おとーさん!なんだその頭!!ぷはははは!」
椿)「うきゃーーー!お腹が吊る!やめてー!」
かみさん)「ぷぷぷぷぷー!死ぬ!死ぬ!笑い死ぬー!」

私の主な仕事は、多くの人に直接お会いすること。
そしてその場で、我が社やOJICOのことを、
先方さんに真摯に丁寧に伝えていくこと。
私はこの先、一体全体、どのようにして、
ビジネスを展開していけばいいのでしょうか。