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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#521寝られない

どーも。しゃちょです。

ここ数日、寝られない。ってね、
室温調整がびしっと決まらないのよ。

1度上げると暑すぎて寝られない。
1度下げると寒すぎて寝られない。

15年以上に及ぶ年間280日以上の出張人生で、
勝手に鍛えられた特技のひとつ。
私、どんな環境下でも寝られます。
ってのが、割と自慢だったのになあ。

ベッドの硬さや枕の種類なんて知らねーよ。
連日、全国のビジネスホテルを転戦し、
時にはパスポート片手に海外を駆け抜け、
積み重ねた現在の渡航歴は165か国。
毎夜、異なる睡眠環境で爆睡を続けてきた実績。

南米ベネズエラのジャングルの奥地で、
木と木の間に作られたハンモックの中に身を投じ、
さあ、寝ようか。といった頃合いに、
地元ガイドさんが言い放った一言、

「しゃちょ。朝方、気を付けてね」
「たまに、野生のピューマが出るから」

なーんて、無茶苦茶な環境下でも爆睡。
アフリカ・ジブチの気温50度近くの砂漠でも爆睡。
獰猛な蚊が飛び交うドミニカの安ホテルでも爆睡。
鍵が完全にぶっ壊れてて治安に不安しかない、
銃弾の跡が残るコソボの激安ホテルでも爆睡。
隣室でロシアの若者達が朝まで大音量で騒ぎ立てる、
マケドニアのクソ宿でも難なく爆睡。

国内に目を転じても、
某ホテルで一晩に3回喰らった金縛りにも構わず爆睡。
某安宿のほぼコンクリートで出来てる煎餅布団でも爆睡。
強くない霊感が強烈に作用した四国の某ホテルでも爆睡。
震度6強で部屋のTVが倒れ眼鏡が壊れたにも関わらず爆睡。
一瞬ゴキブリが飛んだのが見えた某タコ部屋でも爆睡。
隣室で訳ありカップルの長時間に及ぶ夜の営み音に、
耳が腐りかけつつも薄い壁に背を向けて気合で爆睡。

あの強靭な己の睡眠適応力は、
一体全体、どこにいっちまったんだ?