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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#530ラッキーカラー

どーも。しゃちょです。

連勝中にはラッキーカラーのパンツを、
決して穿き替えなかったノムさんだったり、
スパイクを必ず左から履いたイチロー氏だったり、
酒は瓶を傾けても倒れない、
オールドパーしか飲まなかった、
田中角栄元首相だったり、
例を挙げると枚挙に暇がないですが、
稀代の勝負師や成功者は験担ぎを好む。

なーんてなことを、
よく見聞するのですが、
大昔、志望校の受験当日の朝に、
カツカレーを無理して食べた挙句、
それはそれはものの見事に滑ってから、
そういう験担ぎの類は、金輪際、やめた!

はずだったのですが、
数年前の厄年の際、
流石にびびってトライした、
伊勢神宮の厄払いの御神楽が抜群の効果を発揮し、
恐れおののいていた前厄、本厄、後厄と、
あっけないくらいに何事もなく、
無風で過ぎ去ったのを発端に、
ここぞの勝負所には、
往時のカツカレーの惨敗体験もどこへやら、
うっかり験を担ぐ癖がついてしまいました。

今日の大勝負は5枠の馬!
となれば、5枠のカラー、黄色!

その日の装いは上下はもちろん、
パンツから靴下、帽子、眼鏡のフレームに至るまで、
全身黄色一色に統一しまして、
こんなん、ピカチュウかスポンジボブか林家木久扇師匠。
で、結果はもちろん、5枠の馬の圧勝。

まあ、たまたまの結果だろうね。
と周りのみなさんに謙遜しつつ迎えた翌週。
夜な夜な穴が開くまで読み込んだ競馬新聞から、
導き出した解答は4枠の馬!
すなわち、4枠のカラー、青!

勝負当日、ブルーのデニムを穿いて青い靴下。
ベイスターズ三嶋一輝のユニホームを羽織り、
当然、ベイスターズのベースボールキャップ。
自室の姿見に映る己の青い雄姿は、
完全にスライムかクッキーモンスター。
確実に三遊亭小遊三師匠よりも青く染め上げ、
ポカリ片手にテレビの前でレース観戦。
ゴール寸前、最後方を走っていた4枠の馬が、
到底届かない位置からズドンと差し切って、
はい、大的中!高配当おめでとう。

うわあ、どうなってんのよ。
これね、完全に流れがきてるわ。
とりあえず、馬券が外れるまでは、
この全身一色験担ぎ作戦を頑なに続けよう。
と、遠くお伊勢さんに固く誓って迎えた先週。

出張先の和歌山市内のビジネスホテルで、
前週同様、穴が開くまで読み込んだ、
競馬新聞から導き出した解答は8枠の馬!
もちろん、8枠のカラーは、ピンク!

ん?ピンク?
自宅にはあるんだけどなあ。
出張に持ってきたワードローブ群に、
残念ながらピンクの服は無いんだよなあ。
1枠の白、2枠の黒なら対応できるのになあ。
よりによってピンクかよ。
好楽師匠かあ。林家ペーパー子師匠かあ。
困ったなあ。参ったなあ。。

と、がっくりきましたが、
奇跡の強運をもたらす験担ぎ継続!は、
どうしたって譲れません。

レース発走30分前。
ホテル近くのコンビニに慌てて駆け込んで、
いろはす/もも、ピンクのBicライター、
アイスの実ピンクグレープフルーツを買い込み、
ホテルの部屋のテレビにてレース観戦。
これまた、最後方を走っていた8枠の馬が、
ゴール直前、疾風のように追い込んで、はい的中!
なにこれ、信じられん。。

というわけで、
明日10月10日の午前中。
JR浜松駅の新幹線ホームにて、
まるでガチャピンやヨッシーやフシギダネのように、
全身ミドリ一色に染め上げた、
珍妙なおっさんが現れるかと思いますが、
決して怪しい者ではございません。
名古屋、米原と乗り継いで金沢に帰る私です。
どうぞ、お声掛けください。