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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#572北陸のチキン王

どーも。しゃちょです。

うちには娘と息子と、
高校生が2人いるのだけれども、
あの人たちはもう夏休みなのかなあ。

高校の夏休みなんつったら、
そりゃあ、朝からバイトに明け暮れて、
って、そんなもん、
かれこれ30年近く前の、
私の時代の話でありまして、
今の高校生はバイトなんてしないのか。

高2の夏といえばKFC。
来る日も来る日も、
熱気ムンムンの厨房で、
両腕粉まみれになって、
一心不乱にチキンを揚げてたなあ。

君の揚げたチキンは本当に綺麗だ。
衣が均一の厚みでチキンを包み込み、
衣が破れて骨が剥き出しになってたり、
衣が一部固まってダマになってたり、
そんなこと絶対ないもんなあ。
何百人、何千人と見てきたけどね、
君は実に20年に1人の逸材だ。
君なら北陸のチキン王になれるよ。

と、なんだかよくわかりませんが、
本部の偉い人とか云う人に、
揚げたチキンを絶賛された高2の夏。
北陸のチキン王という称号に、
数秒とはいえ胸がドキドキした夏。
それはそれはホットな夏でした。

って、
あの時なんだよなあ、あの時。
私の場合、人生の分岐点は高2の夏。
あの局面、バイトじゃないんだわ。
チキン揚げの巧みな技術を捨て去り、
強い気持ちでバイトを辞めて受験勉強!
あの夏、これが正解だったんだよなあ。
ミスったなあ。このチキン野郎が!

なーんて、書いてたら、
お腹が完全にケンタッキー。
しかも、奇遇だなあ。
宿泊してるホテルの前がKFCなのよ。

こりゃだめだわ、涎が止まらん。
本能の赴くままに、
ちょっくらチキン浴びてきます。
コールスローとビスケットもね。