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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#628眼鏡屋さん

どーも。しゃちょです。

直前に青竹踏みの夢でも見ていたのか、
寝起きに眼鏡を踏んでしまったらしく、
フレームがぐにゃりと変形し、
耳にかけることが覚束なくなったので、
懇意にしている眼鏡屋さんに持っていった。

「しゃちょ!大丈夫です。直ります。
メーカーに出しますので10日程ください。」

「かしこまりました。お願いします。
直ってきたらまたご連絡ください。
電話番号は変わっていませんので。」

無事に修理に出して貰うことになり、
10日も経てば復活する訳だから、
すぐさま踵を返して、
眼鏡屋さんを出れば良いのだけれども、
店内を彩る新作眼鏡の数々も気になるなあ。
と、店内をうろうろしてしまう。
眼鏡、売るほど持ってんのに。

ふらふらぐるぐる店内を彷徨っていると、
そりゃあ、十数年に及ぶお付き合いで、
なかなかに懇意な仲でございますから、
眼鏡屋さんが絶妙な間で近付いてきて、
新作眼鏡を色々紹介してくれる。

「これなんかいいですよ。変わってて!」
「ほら、よくお似合いです!」

「これもいいですよ。デザイン狂ってて!」
「ほら、よくお似合いです!」

「見てよ、これ。いかれてるでしょ!」
「ほら、よくお似合いです!」

「これね、水牛の角で出来てるんです。」
「ほら、よくお似合いです!」

「この超極小のレンズがかわいいですよ。」
「ほら、よくお似合いです!」

「この尋常じゃないカット。凄いよね!」
「ほら、よくお似合いです!」

「これは、しゃちょじゃないと無理!
普通の人だと100%、眼鏡に負けちゃう。」

「これをかける勇気はなかなか出ないね。
しゃちょにぴったりだと思います!」

「これはまだ一個も売れてないのよ。
なぜならって、変わってるから!」

こらこら!眼鏡屋!

頼むから、お願いだから、

普通なやつを持ってこいっつーの!