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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#205季節感たっぷり

どーも。オジコのしゃちょです。。

笹に短冊を掛ける心の余裕も、天の川を見上げる純情も、
織姫に抱く恋心もどこか場末の立ち呑屋へ紛失してきたらしく、
くだらない酔いから醒めると七夕なんかも、
知らない間に終わっちゃってて、おかしいなあ。。

生まれつき育ちの良いわたしは、幼少の頃から季節感たっぷりで、
ちょっとお洒落感のある節分の恵方巻きこそ食べませんが、
土用の丑には鰻を食べて、冬至にはかぼちゃを食べて、
元旦にはおせちをつまんで、正月過ぎると七草粥。
端午の節句には柏餅を食べて菖蒲湯に首まで浸かり、
師走にはクリスマスケーキを申し訳程度に一切れ食べて、
大晦日には除夜の鐘をしみじみ聴きながら緑のたぬき。

しばらく雨が降らなきゃ一昼夜、雨乞いの為地面に平伏し、
雨が降ったら降ったでカタツムリと一緒に紫陽花を愛で、
プール開きの日には率先してプールの底をブラシでこすり、
夏祭りだ秋祭りだは、元来、お祭りが苦手なもので、
五穀豊穣を神々に感謝はするものの不参加を決め込み、
十五夜のお月さんを見上げれば月見団子と月見バーガーを食し、
元旦には親戚縁者のこども達と老いた母親にお年玉を配布。

なーんて、振り返るとちょっと前まで、
季節感たっぷりに生きてきてたのに、おかしいなあ。

今じゃ、季節と関係なく鰻を食べて元旦にはおせちを食べず、
ちょっとお洒落感のある節分の恵方巻きこそ食べませんが、
一年通して菖蒲湯に浸かり、紫陽花が咲いてることにも気付かず、
年越しには緑のたぬきどころか赤いきつねも食べちゃって、
花見もしないし月見もしないし除夜の鐘も聴こえない。

こんなことじゃいけねえなあ。
従来備わってたはずの季節感溢れる豊かな心はどこいった。

と、完全な手遅れになる前に豊かな心を取り戻さなきゃと、
巷に流れる「夏はジブリだ。」の掛け声にまんまと乗せられて、
DVDで火垂るの墓を観てみれば、悲しく切なく泣きそうだ。
せつこー。俺もドロップ舐めるぅー。
とまあ、只今、わけのわからん状態です。。

というわけで、過ぎ去った七夕を取り戻すべく、
本日、福島メインの七夕賞で見失った季節感を取り返してやります。
すぎはらー!スイスイ逃げて、穴開けろーっ!
と、毎度お馴染みの不毛な絶叫をかましたところで、
今日のメルマガジーヌはおしまい。

最後になりましたが、
先日オンエアされました「ガイアの夜明け」。
お陰様で勿体ないくらいの反響を頂いております。
ご覧になってくださったみなさん、本当にありがとう。

また、慣れない大反響にてんやわんやでございまして、
皆様には多大なご不便をお掛けいたしております。
この場をお借りしましてごめんなさい。

じめじめした梅雨空で洗濯物も乾きませんが、それも季節感。
この世知辛い世の中、紫陽花を愛でる余裕なんかはなくて当然。
梅雨空なんて知らねーよ。洗濯物は部屋で干す。
わいわい楽しく素敵な1週間をお過ごしくださいね。

いつもありがとうございます!!