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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#298外科的アプローチ

どーも。オジコのしゃちょです。

頻発する出張の合間を縫いながらも、
ここしばらく通っている歯医者さんから、
「しゃちょ。次回は手術だから。」
と通告されました。

どうやら歯の根っこにバイ菌が吸着しているらしく、
この際、スパッと歯茎を切開してこじ開け、
膿んでる箇所とバイ菌を一気に削ぎ落すという、
なんとも凶暴な作戦に打って出るとのこと。

ここ数か月は薬の力でその悪い奴らをやっつけようと、
最新技術を駆使して手厚い治療を試みていたらしいのですが、
あまりにもしつこいバイ菌の暗躍に仏の顔も三度まで。
もう勘弁ならん。ぜってー許さねえ。と、
温厚でジェントルな歯医者さんも心からブチ切れたらしく、
外科的アプローチで一網打尽にぶちのめすんだって。

いいねー!先生!
一気にその悪いバイ菌をぶちのめして白黒つけてくれ!
と、私もその外科的アプローチとやらに大賛成。
長期に渡る歯医者通いから早く解放されたいこともあり、
行け行け!先生!即座に一網打尽にしておくれ!
なーんて、軽くふざけていたのがちょっと懐かしい。

一昨日。無事に手術終了。
先生必殺の外科的アプローチによって、
悪いやつらを木っ端微塵に粉砕したのは喜ばしい限りで、
今すぐ鮮やかな芝が自慢の近所の名も無き公園を、
スキップしながら駆け回りたい気分なのですが、
術後、麻酔の効用が切れると同時に鈍い痛みがじわじわ。
お口の中が腫れ上がり、なんじゃこりゃ、血が止まらん。

処方された痛み止めと化膿止めをがぶ飲みしまして深呼吸。
心頭滅却すれば火もまた涼し。なんつって、
ウチのお袋がよく口にする気合と根性の精神論で、
精神統一を図ってみるも、ひとつも血が止まらん。
バケツ2杯分、血液だだ漏れ。きゃー。こわい。

一瞬、失血死が頭をよぎって気が動転した私は、
夜中、娘と息子とかみさんを前に、
「おいおい、血が全然、止まらねえ。。」
「B型のみなさんは輸血の準備をしておいてくれ。」

と、半分も働かない脳、半分も開かない口で、
己の窮状を訴えてみたのはいいのですが、

「それはダメだわ。B型はお父さんだけだもん。」と、
橙(だいだい。息子。小5。)の冷血な一言でがっくり。

ウチは私以外全員AB。俺だけ輸血もままならねえ。と、
私のみリスクヘッジが出来ていないウチの血液事情に愕然。

万策尽きて心もへし折れた私は、
ティッシュを数枚丸めて口にぶっ込み、
無理矢理寝たろ。おやすみなさい。

みなさんも、歯はくれぐれも大切に。
血が清冽な湧き水のように溢れ出し、
しばらく止まりませんが、寝りゃ止まる。
外科的アプローチ、お勧めです。

さーて、腫れ上がったほっぺをぶら下げて、
北陸新幹線に飛び乗って高崎へ。
今宵は久し振りの高崎での大宴会。

ウーロン茶で乾杯!といきたいところですが、
そうもいかないのが私の役どころ。
ほどほどにアルコール消毒してきます。。

いつもありがとうございます!