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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#305タコ焼き屋のタコ

どーも。オジコのしゃちょです。

本日、金沢の気温はなんと37度!暑い!
こんなに暑いんじゃ、当然、お昼はガパオライス。
猛暑になると身体がナンプラーを欲しがるのはなぜなんでしょう。
ガパオライス旨い。ガパオライスおかわり。
と、腹ごしらえもばっちり。さて、メルマガ書こ。

先日、懇意にしている取引先のお客さんが、
水戸から金沢まで遠路はるばる来てくださいました。
再会のご挨拶や仕事もそこそこに終わらせ、
さあ北陸の美味でも食べにいきますか!と、
行きつけのお寿司屋さんに直行。
旬のお寿司と脂の乗ったのどぐろ塩焼きに舌鼓を打ち、
「こりゃ絶品です。しゃちょ!」と、お客さんも大満足。
日本酒も大いに進みまして最高に楽しい時間。
だはは。こんなに喜んでもらえるとこっちも嬉しい。
じゃあ、とどめの一発をかましますか。

と、お寿司屋さんからタクシーに乗って、
私の青春が詰まった金沢アンダーグラウンド界隈へ。

まずは、意表をついてタコ焼き屋。
タコ焼き不毛の地・金沢にしぶとく10年は踏ん張ってる、
顔馴染みの店に入り、カウンターに腰を下ろします。

私)「北陸といえば、日本海の新鮮な海の幸に尽きます。」
お客さん)「そうですね。さっきのお寿司も素晴らしかった!」
私)「そうでしょう×2。しかしこの場末のタコ焼き屋も侮れません。」
お客さん)「そうなんですか。やっぱりタコがいいのですか。」
私)「そうです。日本海は魚介の宝庫であります。」
お客さん)「それじゃあ、このタコも地元・日本海の。」
私)「愚問です。魚介はすべて地元産です。それが金沢です。」
お客さん)「それはそれは。感服いたしました。」

なんつってるうちに出てきた、熱々のタコ焼き8個。
さあ、頂きましょう。と、はふはふしながら口に放り込むと、
トロトロの中身に包まれて日本海の磯の香が吹き抜ける。
旨いなあ。やっぱりタコがいいんだなあ。とお客さん。

私)「ねえ、○○○ちゃん!(タコ焼き屋店主の名前)」
タコ焼き屋)「はいよ。」
私)「こちらのお客さんは水戸から来てるんだよ。」
タコ焼き屋)「へえ。それはそれは遠いところから。」
私)「タコ焼き旨いってさ。」
タコ焼き屋)「嬉しいですねえ。有難うございます。」

このあと、焼酎水割りをがぶ飲みしながら、
金沢の魚は旨い。寿司も旨い。タコも旨い。
いやいや、水戸の魚も旨いです。アンコウ鍋食べたいなあ。
いやいや、アンコウは高級食材なんで、
地元民はあんまり食べないんです。はあ、そうなんですか。
はい、そうなんです。やっぱり魚は日本海に負けるよなあ。
さっきののどぐろも最高だったし、タコも最高。
今度は冬に来てください。寒ブリも蟹も最高ですよ。
いいですね。冬もまた来たいなあ。寒ブリも蟹もタコもあるし。
ぜひぜひお越しください。ブリしゃぶ最高ですよ。
旬の寒ブリをしゃぶしゃぶ!なんつって舌がとろけます。
いいなあ。最高だなあ。聞いてるだけでヨダレが出ます。
ブリだけではなく、蟹もタコもしゃぶしゃぶしたいなあ。
じゃあ、また遊びに来てくださいね。今度は冬ですね。
よーし。冬にまた来るぞ。ブリとお寿司と蟹とタコ!

と、酒の勢いも手伝って冬の金沢再訪が決まったところで、
ラスト1個のタコ焼きをお客さんが口に運びます。

お客さん)「いやー。大満足!このタコ最高だわ!」
私)「こんなに喜んで頂けて私も嬉しいです。」
お客さん)「さすが金沢!こんな旨いタコははじめて食べたよ!」
タコ焼き屋)「ありがとうございます!」
私)「ねえ、○○○ちゃん。このタコってどこで取れたやつ?」
タコ焼き屋)「え、タコですか?」
私)「うん。このタコ。」
タコ焼き屋)「ええっとこのタコはですね。」
お客さん)「やっぱり能登半島の方なんですか。」
タコ焼き屋)「うーん。。ちょっと違います。」
私)「じゃあ、どこなのよ?」
タコ焼き屋)「えーっと、モロッコ産です。」
お客さん)「・・・・・」
お客さん)「・・・・・」
私)「やっぱりタコはモロッコに限るね!ごめん。お会計して。」

かれこれ10数年近くの付き合いになる、
タコ焼き屋の親父なんですが、
何がモロッコだ!このタコ野郎!
そのへんのスーパーに普通に売ってるやつじゃねーか。
と、ますますこのタコ焼き屋が愛おしくなりました。
タコはモロッコ。今週はこのへんで。

いつもありがとうございます!