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しゃちょ。のメルマガジーヌ編集後記

#340リズム感

どーも。オジコのしゃちょです。

墾田永年私財法(こんでんえいねんしざいのほう)。
なんて法律を20年以上振りに目にしたのは、
椿(つばき。娘。中1。)の宿題をチラ見した先日の夜。

それまでは3代に限って開墾地の私有を認めた、
三世一身の法ってのがあったのだけれども、
それでは開墾があんまり進まなかったんだったよね。

で、ちょいと焦った奈良時代の政府が、
こりゃいかん!土地を耕せ!もっともっと!
なんつって、西暦743年に、
みなさんの開墾した土地は3代までに限らない。
その先もずっと永久に私有していいんだよ。
と、太っ腹に永久私有を認めた法律が、
前述の墾田永年私財法!

この法律。
その時代においての意義や重要度や革新性なんぞは、
歴史の授業から離れること20数年、
情けなくも40のおっさんとなった今となっちゃあ、
まるっきり覚えていないので皆目分かりませんが、
この法律の肝はただひとつ。
そのリズム感にあると私は思うのであります。
こんでん♪えいねん♪しざいのほー♪

歴史の授業で習った当時から、
記憶に残る、そして心に響く法律といえば、
大宝律令でも生類憐みの令でも、
御成敗式目でも永仁の徳政令でもなく、
こんでん♪えいねん♪しざいのほー♪

私が知る限り、これを追随できるのは、
1615年に江戸幕府が制定した禁中並公家諸法度のみ。
きんちゅー♪ならびに♪くげしょはっと♪

でもなあ。
やっぱり墾田永年私財法には勝てないんだよなあ。
禁中もそこそこいい線はいってるんだけどなあ。

というわけで、
人生においても法律においても大切なのはリズム感。
小気味よいステップを踏み軽快なリズムに乗って、
長野から京都へと向かいたく思います。

みなさんも軽やかなリズムに乗って、
素敵な1週間をお過ごしくださいね。

いつもありがとうございます!